撥水加工
定義
撥水加工は、雨や汗がレンズ表面に広がりにくくなるよう表面の性質を調整し、水滴を落ちやすくする処理です。ランニングでは急な雨や汗の飛沫による視界低下を軽減する補助機能として使われますが、曇り止め加工とは目的が異なります。
ランナーにとっての要点
- レンズ表面を水になじみにくい状態にし、付着した雨粒や汗を丸い水滴として流れ落ちやすくする加工です。防水そのものを意味する機能ではありません。
- 表面の水へのなじみにくさは「接触角」で表され、一般に90度を超えると疎水性の目安になります。ただし、サングラスでは数値を公表しない製品もあるため、メーカーの撥水表示と手入れ方法を確認します。
- 雨天走行、顔から汗が流れやすい高温時、濡れた路面から飛沫を受ける場面で接します。水滴を完全になくすのではなく、視界に残りにくくする補助機能です。
- 雨粒への撥水、結露への曇り止め、空気を逃がすベンチレーションは役割が別です。雨や高湿度で走るなら、三つを分けて確認すると選びやすくなります。
曇り止めとの違い
| 加工 | 主に対応する問題 |
|---|---|
| 撥水加工 | レンズ外側に付く雨粒や汗 |
| 曇り止め加工 | 温度差でレンズ面に生じる細かな結露 |
注意点
撥水性能は摩擦や洗浄によって徐々に低下します。レンズに砂やほこりが付いた状態で乾拭きすると傷の原因になるため、水で流してから柔らかい布で押さえるように手入れします。コーティングの再施工可否は製品ごとに確認します。