温熱療法
Definition
温熱療法とは、ホットパック、入浴、温かいタオルなどで組織を温め、血流や筋肉の緊張、軟部組織の伸びやすさに働きかけるケア方法です。ランナーでは、急な腫れや熱感がないこわばり、慢性的な張り、身体を動かす前の準備などに使われます。
主な使い方
- 局所の温熱 — 温かいパックやタオルを筋肉の張る部位へ当てます。
- 入浴 — 広い範囲を温め、リラックスや軽いこわばりの緩和を狙います。
- 運動前の補助 — 温めた後に無理のない可動域運動を組み合わせます。
避ける場面
捻挫や打撲の直後で腫れ、発赤、熱感、出血がある部位は温めません。タカバンスポーツの解説では、血管拡張によって腫脹や出血が増える可能性があるため、受傷後48〜72時間の急性炎症期は温熱を避けるよう案内しています。高齢者、皮膚感覚が鈍い人、循環器疾患や高血圧がある人は、低温やけどや身体への負担にも注意が必要です。
ランナーが判断するポイント
温熱は痛みを隠して走行を再開するための手段ではありません。温めた後も荷重時痛が強い、腫れが増える、しびれる、安静時にも痛む場合は使用を中止します。慢性的な張りに使う場合も、走行距離や強度、睡眠、フォームなど原因側の調整と分けて考えます。