腹圧性尿失禁
Definition
腹圧性尿失禁とは、咳、くしゃみ、笑い、重い物を持つ動作、走行などで腹圧が高まったときに尿が漏れる状態です。産後は妊娠と分娩で骨盤底に負担がかかり、尿道を閉じる働きが一時的に低下することで起こりやすくなります。
見分ける手がかり
- 漏れる場面:咳、くしゃみ、ジャンプ、ランニングなどです。
- 尿意との関係:強い尿意に間に合わない切迫性尿失禁とは仕組みが異なります。
- 混合型:腹圧性と切迫性の両方が重なる場合もあります。
- 運動との関係:歩行ではなく走行時だけ現れることもあります。
産後の対処例
骨盤底筋トレーニングは腹圧性尿失禁に対する根拠のある保存的な方法です。ただし、自己流でお腹やお尻に力を入れてしまうと目的の筋肉を使いにくくなります。産後3〜6か月たっても改善しない、日常的にパッドが必要、運動や外出を避けるほど不安が強い場合は、産婦人科、泌尿器科、骨盤底を扱う理学療法士などへ相談します。
よくある誤解
- ❌ 産後の尿もれは普通なので相談しなくてよい
- ✅ よくある症状でも、走行負荷を上げる前に対処する価値があります。
- ❌ パッドで漏れを防げれば走ってよい
- ✅ パッドは生活上の対策であり、原因への評価や機能回復とは別です。