スクワット
Definition
スクワットとは、立位から股関節と膝を曲げて身体を沈め、再び立ち上がる多関節の筋力トレーニングです。自重でもウエイトでも実施でき、主に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋群を協調させます。ランナーには、下半身の最大筋力や片脚支持の土台を補う種目として用いられます。
主な種類
| 種類 | 負荷 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 自重スクワット | 自分の体重 | 動作習得と基礎的な筋力づくり |
| バックスクワット | 肩に担いだバーベル | 高負荷で最大筋力を高める |
| スプリットスクワット | 前後に開いた脚と自重・外部負荷 | 左右差と片脚支持を扱う |
| ジャンプスクワット | 自重または軽い負荷 | 素早い力発揮と反発動作を鍛える |
ランニングとの関係
スクワットは走る練習そのものではなく、ランニングを支える筋力トレーニングです。中長距離ランナーを対象とした系統的レビューでは、高負荷法や複数の筋力トレーニングを組み合わせる方法がランニングエコノミーを改善する可能性を示しました。ただし、スクワットだけで記録向上が決まるわけではなく、走行練習、回復、トレーニング負荷との配置が必要です。
実施時の要点
- フォーム — 足裏を保ち、膝とつま先の向きを大きくずらさず、制御できる深さを選びます。
- 呼吸 — 健康づくりを目的とする場合も、息を長く止め続けません。
- 漸進性 — 回数、重量、可動域を一度に増やさず、正確な動作を保てる範囲で一つずつ上げます。
- 回復 — 筋肉痛や走りの重さを確認し、重要なランニング練習へ疲労を持ち越さないようにします。
よくある誤解
スクワットの回数を増やすほどランニングが速くなるわけではありません。高回数の自重運動と高負荷の少回数トレーニングでは狙う適応が異なります。また、膝を深く曲げること自体を目標にせず、痛みのない範囲と安定した姿勢を優先します。