安静時代謝量
定義
安静時代謝量は、身体を動かしていない安静状態でも、呼吸、循環、体温維持などのために使われるエネルギー量です。METsでは安静時を1METとして活動強度の基準にします。運動の消費カロリーを読むときは、この安静時分を含む総消費量なのか、差し引いた正味消費量なのかを確認します。
主な役割
- 強度の基準:身体活動が安静時の何倍に当たるかを比較する基準になります。
- 総消費の一部:運動中も生命維持のためのエネルギー消費は続いています。
- 正味消費の算出:活動のMETsから1を引くと、運動で追加された分を概算できます。
- 機器表示の理解:時計やマシンが総量と正味量のどちらを表示するかで数値が変わります。
具体例
8.3METsのランニングを総消費として計算すると、安静時の1MET分も含まれます。運動による上乗せ分だけを見たい場合は7.3METsとして計算します。この違いは30分でも生じるため、消費カロリーをそのまま食事の追加量に置き換えるときは注意が必要です。
よくある誤解
安静時代謝量と基礎代謝量は、測定条件が同じ言葉ではありません。日常のカロリー管理では似た意味で扱われることがありますが、運動強度のMETs計算では「安静時を1とする相対的な基準」と理解すると混乱を減らせます。