骨盤底筋群
Definition
骨盤底筋群とは、骨盤の底で膀胱・子宮・直腸をハンモック状に支える筋肉と結合組織の集まりです。横隔膜や深部腹筋と協調して姿勢を安定させ、排尿・排便のコントロールにも関わります。妊娠と出産では持続的な重みや伸展を受けます。
主な役割
- 臓器の支持:骨盤内の臓器を下から支えます。
- 排泄の調整:尿道と肛門の開閉を助けます。
- 体幹の安定:呼吸筋や深部腹筋と協調して姿勢を保ちます。
- 衝撃への対応:咳、くしゃみ、着地などで腹圧が上がる場面に対応します。
産後ランニングでの確認例
短い散歩で尿もれや骨盤の重さがなくても、走行では着地衝撃が繰り返されます。そのため、歩行からウォークランへ進む段階で症状を観察します。尿もれ、膣の圧迫感、下腹部痛が出る場合は「鍛えれば走り続けてよい」と考えず、負荷を下げて産婦人科や骨盤底を扱う理学療法士へ相談します。
よくある誤解
- ❌ 骨盤底筋は強く締めるほどよい
- ✅ 締める力だけでなく、呼吸に合わせて緩める協調も重要です。
- ❌ 尿もれは産後なら我慢するしかない
- ✅ 腹圧性尿失禁では骨盤底筋トレーニングが根拠のある対処法です。