酸素消費量
定義
酸素消費量は、身体が一定時間に取り込み、筋活動や生命維持のために利用する酸素の量です。運動強度が上がると、筋収縮に必要なエネルギーを作るために酸素の利用量も増えます。METsでは、安静時の酸素消費を基準にして身体活動の強度を相対的に表します。
主な構成要素
- 安静時の基準:1METは体重1kg・1分当たり約3.5mLの酸素消費に相当する目安です。
- 運動強度:速度や傾斜が高まると、一般に酸素需要も増えます。
- 体重当たりの表示:体格差を比較しやすくするため、体重1kg当たりで表すことがあります。
- エネルギーとの関係:酸素利用が増えるほど、活動に必要なエネルギー消費も大きくなる傾向があります。
具体例
4METsの活動は、安静時のおよそ4倍の酸素を使う強度として扱います。ランニングのペース別METsもこの考え方に基づき、体重と時間を組み合わせて消費カロリーを推定します。ただし、推定値は個人の動作効率や環境条件を完全には反映しません。
活用上の注意
酸素消費量と心拍数は関連しますが、同じものではありません。暑さ、疲労、脱水、坂道などで心拍数が上がっても、単純な平地ペースのMETs表では条件差を表し切れないことがあります。精密な測定が必要な場合は、呼気ガス分析などの測定環境が必要です。