更年期
定義
更年期は、閉経を挟む前後約10年間を指します。日本人の平均閉経年齢は約50.5歳とされますが個人差があり、月経周期の変化、ほてりや発汗、睡眠の乱れ、気分の落ち込み、疲れやすさなど、現れる症状と程度も人によって異なります。生活に支障が出るほど症状が強い状態は「更年期障害」と呼ばれます。
主な変化
- 月経周期:初期には周期が短くなり、その後は間隔が不規則になる場合があります。最後の月経から1年間出血がないことを確認して、後から閉経と判断します。
- 血管運動神経症状:顔のほてり、のぼせ、発汗などが代表的です。
- 心身の症状:不眠、疲労感、頭痛、動悸、気分の落ち込み、不安などがみられる場合があります。
- 長期的な健康:エストロゲンの減少に伴い、骨密度低下や生活習慣病への配慮が重要になります。
運動との関係
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、体力と持久力を支え、爽快感や達成感、睡眠リズムの改善にもつながります。足で体重を支える運動と筋力トレーニングは、骨と筋力を守る生活習慣の一部です。ただし、運動だけでホットフラッシュを確実に治療できるとは限りません。症状が強い日には負荷を下げ、日常生活に支障がある場合は運動で我慢せず婦人科へ相談します。
判断のポイント
| 状況 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 軽い疲労や寝不足 | ウォーキングや短い低強度走に切り替える |
| ほてりや発汗が強い | 涼しい時間・場所を選び、水分を取りながら負荷を下げる |
| めまい、胸痛、強い息切れ | 運動を中止して医療機関へ相談する |
| 生活や仕事に支障がある | 婦人科で症状と月経周期を含めて相談する |