鉄欠乏性貧血
Definition
鉄欠乏性貧血とは、体内の鉄が不足し、赤血球中で酸素を運ぶヘモグロビンの産生が十分に行われなくなる状態です。持久系運動では酸素運搬とエネルギー代謝が重要なため、鉄欠乏は疲労感やパフォーマンス低下と関係します。
主な確認項目
- 自覚症状 — 強い疲労、息切れ、動悸、回復の遅れなどが続くかを確認します。
- 食事 — 鉄を含む食品だけでなく、総エネルギー不足や偏食がないかを見直します。
- 血液検査 — ヘモグロビン、血清フェリチンなどは医療機関で評価します。
- 背景要因 — 月経、消化管からの出血、食事制限、練習量の急増などを切り分けます。
ランナーが注意する場面
走行時の足部衝撃、発汗、炎症反応、食事不足など複数の要因が鉄状態へ影響します。ただし、疲労だけで鉄欠乏と自己診断することはできません。症状が続く場合は練習を軽くし、医療機関で原因を確認することが先です。
よくある誤解
鉄サプリメントは、検査をせず全員が予防目的で飲むものではありません。鉄の過剰摂取や原因疾患の見落としを避けるため、血液検査と医療職の判断に基づいて使用します。食品だけで改善しない場合も、自己判断で高用量を続けません。