ヘモグロビン
Definition
ヘモグロビンとは、赤血球に含まれ、肺で受け取った酸素を全身の組織へ運ぶ鉄含有タンパク質です。鉄が不足して十分に作れなくなると血液の酸素運搬能力が下がり、鉄欠乏性貧血につながります。
主な役割
- 酸素運搬 — 肺から筋肉を含む各組織へ酸素を届けます。
- 貧血の評価 — 血液検査ではヘモグロビン濃度が貧血の判定に用いられます。
- 鉄状態との関係 — 貯蔵鉄が先に減り、後からヘモグロビンが低下する場合があります。
- 運動との関係 — 酸素運搬が損なわれると、息切れや持久力低下として現れることがあります。
ランナーが知っておきたい違い
ヘモグロビン値が低い状態だけが鉄不足のすべてではありません。フェリチン低下を伴う非貧血性鉄欠乏では、ヘモグロビンが保たれていても疲労や競技力への影響が検討されています。一方、持久性トレーニングによる血漿量の増加で濃度が低く見える場合もあるため、単一の値で原因を決めず、複数の検査項目と症状を合わせて評価します。