フェリチン
Definition
フェリチンとは、細胞内に鉄を蓄えるタンパク質です。血清フェリチン濃度は全身の貯蔵鉄を反映するため、ヘモグロビンが低下して貧血になる前の鉄欠乏を調べる指標として使われます。
評価で確認する点
- 貯蔵鉄 — 鉄欠乏の初期には血清フェリチンが低下します。
- ヘモグロビンとの違い — ヘモグロビンが正常でも、貯蔵鉄が減っている段階があります。
- 炎症の影響 — フェリチンは炎症時に上昇し得るため、単独の数値だけで判断しません。
- 併用項目 — 医療機関ではヘモグロビン、トランスフェリン飽和度などと合わせて評価します。
ランナーでの活用
持久系運動の選手では、疲労や持久力低下があるのにヘモグロビンが保たれている場合があります。こうした場面では貯蔵鉄の状態を確認することが、鉄欠乏を早い段階で切り分ける助けになります。ただし競技者向けの判定基準には幅があるため、自己判断でサプリメントを開始せず、症状、食事、月経、練習量を含めて医療職に相談します。