中枢性疲労
Definition
中枢性疲労とは、筋肉の局所的な損傷だけでなく、中枢神経系から筋肉への駆動が低下し、運動を続けにくくなる状態を説明する概念です。持久運動では、血中アミノ酸とトリプトファン、セロトニンの関係が仮説として研究されています。
主な構成要素
- 中枢からの駆動 — 脳と神経系から活動筋へ送られる出力です。
- セロトニン — 長時間運動中の疲労感との関係が検討される神経伝達物質です。
- トリプトファンとBCAA —同じ輸送系で競合する可能性が、中枢性疲労仮説の一部です。
BCAA研究での扱い
16人の男性長距離ランナーを対象とした試験では、BCAA摂取条件で運動後の血漿セロトニン濃度がプラセボ条件より低く、疲労困憊までの時間が長くなりました。ただし、研究はほかの中枢性疲労関連ホルモンを測定しておらず、結果を通常のジョギングや全ランナーへ一般化するには限界があります。仮説上の機序と、日常の走力向上を分けて評価します。