血圧
Definition
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁を押す圧力です。心臓が収縮して血液を送り出すときの収縮期血圧と、心臓が拡張しているときの拡張期血圧を組み合わせて評価します。一時的な上下と、高い状態が続く高血圧は分けて考える必要があります。
数値を読むときの要点
- 収縮期血圧 — 一般に「上の血圧」と呼ばれ、心臓の収縮時に示されます。
- 拡張期血圧 — 一般に「下の血圧」と呼ばれ、心臓の拡張時に示されます。
- 測定環境 — 医療機関で測る値と家庭で測る値は、同じ基準では扱いません。
- 継続性 — 階段、運動、緊張で一時的に上がる場合があるため、一回の値だけで判断しません。
玉城クリニックが紹介する高血圧治療ガイドライン2019の区分では、診察室血圧の正常血圧は収縮期120mmHg未満かつ拡張期80mmHg未満、高値血圧は収縮期130〜139mmHgまたは拡張期80〜89mmHgです。家庭血圧には別の基準が示されているため、記録を医療者に見せて判断することが大切です。
運動との関係
ランニングの最中は心拍数とともに血圧が一時的に上がります。一方、継続的な有酸素運動では安静時血圧の低下が報告されています。日経Goodayの高血圧専門医の解説では、平均的な降圧幅の目安は収縮期5〜7mmHg、拡張期3〜5mmHgです。ただし、運動の効果には開始時の血圧、運動強度、服薬、持病などによる個人差があります。
安全に記録する考え方
血圧改善を目的に運動する場合は、走った直後の一回だけで効果を決めず、同じ条件で測った安静時の記録を追います。著しく高い値、胸の痛み、強い息切れ、めまいなどがある場合は運動を中止し、自己判断で服薬量を変えずに医療機関へ相談します。